【1人声劇】ヘヴン
台本:四いお 語り:まこと
【1人声劇】ヘヴン
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おかりしました!!
なんだか久しぶりの声劇
演じきれない自分がいる( '-' )w
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(袋を開ける)
廃れたアパートの一室
(お湯を注ぐ)
その六畳一間が
(タイマーをセットする)
僕の人生だ
(曲入り)
何もない
あるのは沢山の本と窓辺に飾った一輪の椿
「あーあ、ほんとつまらない人生だな」
教科書も参考書も結局は意味がなかった
「夢だけでも幸せでいたい」
なんてそんなの傲慢だ
それでもずっと幸せの意味を求めていた気がする
「もし生まれ変われるなら
今度はちゃんとヒトになれるかなぁ…」
なんて、馬鹿馬鹿しい
「溺れそうだ…」
空っぽの肺に溢れるくらい光を受けて
焼け焦げたように熱いのは
「ねぇ、これは罰かなぁ…?
君のなら飲み込んでやってもいいのに、なんて」
心臓を貫いて
「ふふ、嘘だよ」
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今回はどこか寂しそうに想いに耽る少年のお話。
綺麗で醜くて儚くて脆い、
それを感情と呼ぶのでしょう。
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Dear…
貴方が退屈な日々に溺れそうになっていたのなら、
私も一緒に飛び込もう
夢だけでもいい幸せを一緒に嚙みしめよう
傲慢な心を笑おう
透明な朝に酔いしれる夜も
貴方が私にしてくれたように溢れるくらい注いで
最高のバットエンドでも
最悪のハッピーエンドでも
私は描き続けよう
貴方へのせめてもの土産になるようにと
願いを込めて
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