映画予告風声劇「追憶の花」
台本 るん太
映画予告風声劇「追憶の花」
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脳は匂いに逆らえない。
香りを強く記憶する。
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私の傍らには、いつもその花が咲いていた。
「これ…なんていう花?」
最近、夢を見る。
どこか懐かしい香りのする夢。
「何かを思い出したくて、でも何を忘れているのかも思い出せないの。」
響く声。
悲しそうに、私の名前を呼んでいる。
私はこの声を聞いたことがある気がする。
「私はずっと、覚えていない記憶に苦しみながら生きていかなきゃいけないの…?」
ただひとつ、この込み上げる感情がなんなのか、私は知っている。
それは泣きたくなるほど強く、強く。
誰なのかもわからない彼を、私は…。
「愛してる…っ。」
名前も覚えていない。
温もりすら思い出せない。
私の記憶は失われたまま。
それなのにどうして、こんなにも辛くて苦しくて…愛しいの?
映画「追憶の花」2月13日公開。
「ねぇ…あなたは、誰?」
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あらすじ
どこにでもいる普通の少女は、ある日、ある花の香りを嗅いだ。
どこか懐かしいその香りは少女の記憶を少しずつ呼び覚ましていく。
夢なのか、それとも確かに感じた現実なのか。
思い出せない記憶、忘れられない気持ち。
少女は、思い出すことができるのか?
なぜ、記憶を失うことになったのか?
少女
22歳の少女
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