【声劇】俯瞰(ふかん) 〜プロローグ〜［６話で挫折💦］

todorokigentaro/台本:todorokigentaro/サウンド:hisanori uda

-------------------------------------------------- わたし（優）：A［todorokigentaro］ あなた（勇作）：B［todorokigentaro］ 彩子：第１人格 -------------------------------------------------- A：わたしが見える。斜め下に。 B：ここは、彩子(あやこ)自らが望んで出来た世界だろう！ A：これは夢なの？ B：現実だよ。脳の片隅(かたすみ)の小さな世界の。 A：わたしは、生きているの？ B：下に見えるのは彩子だろ。ちゃんと元気に勉強してるじゃないか。 A：あれが彩子なら、あなたと話しているわたしは誰？ B：君も彩子さ。そして、僕も彩子。自分自身を俯瞰的(ふかんてい)に見たいと思い続けた結果、この世界が出来た。 A：人格が分裂したの？ B：分裂と呼ぶかどうかは、分からないけど、現(げん)に、ここに彩子とは違う意識が２つ存在している。 A：何となく分かってきた。きっと何か必要があって存在しているのね。 B：たぶんそうだろう。 A：わたし、ここでは、優(ゆう)と名乗るわ。 B：じゃ、僕も呼び名を決めた方がいいか。 A：あなたの口調は男の子っぽいから、勇作(ゆうさく)。 B：誰それ？ A：古本屋さんで立ち読みしたコミックの登場人物よ。 B：覚えてないな。人格が違うと記憶していることも違うのか。 A：違うことにも、きっと意味があると思う。でも、どうして上から見れるの？わたしたち、宙に浮いているの？ B：そんな、神秘的な話じゃないだろう。彩子の視界に入った情報を、脳の中で俯瞰(ふかん)の視点で再構築(さいこうちく)して、それを僕たちが見てるんだろう。 A：彩子が望んだ世界ね。 B：そう、自分自身を俯瞰的に見たいと願った彩子の世界だ。 -------------------------------------------------- #声劇 #BGM #台本 #フリーコラボ用 #フリコラ #コラボ歓迎 #hisanoriudaさんのサウンド #todorokigentaro台本 #俯瞰シリーズ #todorokigentaro声劇