祝福のメシアとアイの塔 ②
ひとしずくP×やま△P
祝福のメシアとアイの塔 ②
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(楽園の)命、繋ぐため
祝福をこの手に 心、打ち鳴らし
栄光を掴み取れ 懸命に……
信じ合う仲間とともに 助け合えば
恐れるものは、なにもない
最初の祝福を
命が渦巻く【華やぐ波】の扉へ 手を伸ばす
ふと、大きな手を重ねて 青年が言った
「共に分け合っていこう」
メシアを押しのけ 横取られた最初の祝福
仲間たちは いがみ合い
2つ目の扉 赤き目を血走らせ
剣士は【炎の宴】に興じる
【恵みの陽光】を勝ち取って
悦に入る姉の手を振り払い
悔しげな顔で 妹は【安息の闇】へ
息巻いて進む
「選ばれたのは、私なのに……」
「「独リ占メハ許サナイ……」」
「欲」は人を変えてしまうのか?
僧は祝詞を【揺蕩う大地】に捧げて
詩人は【雷鳴の囃子】口遊ぶ
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