朗読「不幸だと嘆く君へ。」
台本 るん太
朗読「不幸だと嘆く君へ。」
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不幸せだと嘆く人へ。
俺はみんなに幸せになってほしい。
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誰もがハッピーエンドを望んでいる。
僕だってそうさ、ハッピーエンドほど素晴らしいものは無い。
これまでどんな不幸に見舞われても、幸せの瞬間は不幸だった事を忘れてしまう。不思議だよね。
でもその瞬間があるからみんな壊れずに生きていけるんだ。
一度も不幸を味わったことのない人間は、幸せを感じる事だって出来ない。
その逆も然り。
比較対象が存在して初めて、その価値を実感できる。
そうなると、“幸せだけの人生”ほど不幸なものなんて無いようにさえ思えてくるね。
幸せは、不幸の上に成り立っている。
不幸は、幸せの上に成り立っている。
不幸が良いってことじゃないんだ。
僕が言いたいのはね。
今、辛いのはいつか幸せになるための、いわば栄養剤みたいなものなんだってこと。
今、笑っていられるのは、辛い過去を乗り越えた証拠なんだってこと。
絶望しなければ、いつかきっと、ひょんなところから幸せはやってくる。
ちっぽけなものかもしれないけど、確かな幸せが世界には溢れているんだから。
君の物語のエンディングはまだわからない。
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素敵なBGMをお借りしました。
アドリブ、改変などご自由にどうぞ。
るん太(Twitter @runta_7)
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