【一人声劇】鳴釜妖怪朗読「管狐」
兎角ゆず
【一人声劇】鳴釜妖怪朗読「管狐」
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兎角です。今回は長野県飯綱山からの妖怪、管狐でございます。
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どうもどうも、私鳴釜と申します。
皆様は動物を飼われた事はございますか?
人間の周りには飼われる動物が沢山いますが、妖怪を飼うのはやめておいた方が良いでしょうね。
本日のお話は管狐(くだぎつね)と言う妖怪でございます。
本来は天狗の妖術で作られる妖怪なのですが、なんと!人間でも作れるのですよ!
管狐の作り方を知った男は自分の言いなりになる管狐をすぐに作りました。
男は見事に管狐を作る事ができました。
早速男は管狐に命令を出します。
金儲けに恋敵に痛い目に合わせたり。
え?どんな事が出来るかって‥そんなの、何でも出来てしまうのが管狐の凄いところ!
他人の物なら何でも盗めてしまいますし、人を呪い殺したりもできるんですよ。
流石天狗の妖術!と言いたいところですが、いい話には必ず裏があるのですね。
管狐は兎に角大食らい!ご飯を1日大量に求めます。
そしてこの狐、増えるんです。
男も最初の頃は家も裕福になり、管狐も増えていったとしても食料を他人の家から盗んで食べさせてるんですから困りはしませんでした。
ですが、村の食料が尽きてしまった時、管狐の数は75匹に増えておりました。
いくらお金があったとしても食べる物がないんですから、どうしようもないですよね。
男も遂に飢えて死んでしまったのでした。
今回はここまで!鳴釜でした。
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- スミス・にゃにゃ子(スーにゃん)お借りしました(。_。*)
- 風晴 健太郎台本お借りしました!次回も読ませて頂きます😊