海に行きたい幽霊の話
ミチル【しぃた】青年【らジ】
海に行きたい幽霊の話
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ミチル役でコラボ失礼しました~
#声劇 #掛け合い #台本 #CM風声劇 #声劇台本 #予告風声劇 #映画予告風声劇 #声劇民と繋がりたい #藤鴇ゆずり台本
青年「ねえ君、俺を海に連れて行ってくれない?」
ミチル「お断りします」
(曲入り)
ミチル:大学二年生の夏休み。10年ぶりに訪れた祖母の住む町で出会ったのは、海に行きたい幽霊でした。
(1:10)
ミチル「お断りだってば!」
青年「でも憑りつかないとここから動けないんだ!」
ミチル「知らないったら」
(1:04)
青年「君は」
ミチル「君君(きみきみ)って! 私の名前はミチル!」(前のセリフに気持ちかぶせる感じで)
青年「あ、ごめん。でも名前を呼ぶわけにはいかないんだよ、ルールだから」
ミチル「ルール?」
青年「俺が呼んじゃうと君ももれなくこっち側に仲間入り」
ミチル「うわ」
青年「あはは、いい反応だ」
(0:49)
ミチル「いつまでいんの?」
青年「今日まで」
ミチル「え」
青年「日が落ちたらそれで消えるよ」
ミチル「なんっでそういうこと先に言わないのよ!?」
(0:39)
青年:どうしても叶えたい約束があったから、ずっとここで待っていた。
(0:34)
ミチル「あと、あと15分! ううん、10分でつくから! お願い!」
青年「もういいよ、もういい、会えただけで十分(じゅうぶん)だ!」
ミチル「私は十分じゃない! やっと今思い出したのに、また果たせないなんて、ぜったい嫌だ!」
(0:15)
ミチル「約束を果たしに行こう。ミツル」
(音がなくなると同時くらい)
青年「『海に行きたい幽霊の話』」
(波の音)
青年「ありがとう。君ならきっと叶えてくれるって、信じてた」
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