【二人声劇】惑星の映る瞳【台本】

「」×『』

「お願いします！僕、なんでもします！ だからこの飛行船に乗せてください！」 その少年の瞳は夜空に瞬く星のようにきらめいていた 『お前…いい目をしてるな、気に入った 乗れよ、雑用はきっちりこなしてもらうけどな』 「ガロさんはどうして惑星探検家になろうと思ったの？」 『口だけじゃなく手を動かせ…まったく お前こそ、なんでまたこんなオンボロ飛行船なんかに 乗ろうと思ったんだ』 「この飛行船、唯一バースに行くでしょう？ そこに僕の大事な人がいるんだ ずっとずっと待ってたけど、 待ってるだけじゃ会えないって分かったから、僕…」 『こんな広大な宇宙で人探しなあ… 星屑をかき集めるようなもんだと思うが… ふっ、気の済むまでやってみな』 「ありがとう！ガロさん！」 『だから手を動かせ手を！』 あの時お前は俺に なんで探検家になろうと思ったか聞いたな それはーー 「ガロさん！危ない！！掴まって！！」 『…手を離せお前まで落っこちるぞ』 「イヤだ！これ以上大事な人を失いたくなんてない！ 本当は分かってたんだ…バースにあの人はいないって… でも！じっとしていられなかった！ そしたらガロさんに出会って…僕…僕…」 『お前…』 「絶対助けてみせるから！今度こそ！」 ああ…こいつの瞳のような星がみたくて 俺は探検家になったんだ りけさんの素敵な伴奏お借りしました。ありがとうございます。 大事な人を探す少年と、探検家のお話でした。 どなたかの目にとまればうれしいです。 ご使用の際には一言コメントいただけると幸いです。 #声劇 #台本 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph