とても素敵な六月でした
ぜひ最後まで
潰された私の体躯は 酷くもろい固形と化して
音ひとつしない市街地で 忌々しい不詳を呪うのさ
道徳の向こう側で 貴方は吠えている
淡白な言葉の裏側が透けているよ
真昼の無彩色を 不穏な色にして
ほんとに馬鹿な
嘘つき
薫る夏風邪に誘われて
霞む死神も泣いていた
はじまりの合図が轟いて
咽ぶ飛行機雲
閉塞と千の世迷言で廻る
膿んだ世界が終わる前に
夢の中さえもずっと
焼き付けたいよ
#ハルク #とても素敵な六月でした #コメント嬉しい
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