声劇「とある妖と少女のお話」
やづ⚡︎
声劇「とある妖と少女のお話」
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あの頃に戻れたらって考えたこと、ありませんか?
ーあらすじー
静かな森の中に、妖がいた。
妖はある理由から、人との関わりを避けていた。
そこに、明るく、元気な少女がやってきた。
そんな妖と、少女のお話。
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-僕は、人の心が読めてしまう
これを言うと、君は、驚いた顔をした。
けれど、すぐに「素敵だね」って、笑った。
この目を気味が悪いと忌み嫌う人はいたけれど、
素敵だ
なんて言われたのは初めてだった。
それから君は毎日やって来た。
他愛のない話をしたり、子供たちと鬼ごっこをしたりした。
初めて、楽しいと思った。
こんな毎日が永遠に続けばいいと、思った。
けれどある日、君は来なかった。
1日、2日、3日…
ついには1週間が経った。
不安だった。
それから数日が経ち、鬼ごっこをした少年がやって来た。
少年は言った。
-彼女は、病気で亡くなりました、と。
理解ができなかった。
だって、あんなに元気だったじゃないか。
明日も来るねって言ったじゃないか。
-嘘つき。
もう一度、君の声が聞きたい。
君の笑った顔が見たい。
まだ君と話したいことが沢山あるんだ。
…お願いだから、帰ってきてよ…
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声劇台本、初投稿です!
まだまだ初心者で下手ですが、使っていただけると嬉しいです☺️
一人称や性別を変えたり、アドリブを入れたりなど、大歓迎です!
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