【声劇台本】火種の少女
台本【いであvi】演者【コラボ様】
【声劇台本】火種の少女
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彼女の通った跡に残るのは、焼けた真っ赤な大地。
そんな彼女は呪われた炎の魔女として人々に恐れられた。
いつかを夢見る小さな少女は、まだ己の運命を知らなかった。
(台本)
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魔法の存在する世界で
魔法の使えない少女
指に灯したのは、小さな火の粉
吹けば消えてしまうような火種でも
彼女にとっては大魔法
「いつか、私も空を自由に飛んで、星を降らせるような、偉大な魔法使いになれるかな?」
その呟きに答える者はなく
傍らの黒猫が小さく喉を鳴らす
森の奥の小さな小屋で
彼女は今日も指に火を灯す
来る日も来る日も灯し続けた
ランプをに点火するのがやっとだった
それから数カ月、数年の月日が流れ
目の眩むような閃光の後
大地を包み込む巨大な轟音が鳴り響いた
そして
地図から森が消えた……。
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- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊