声劇台本 夏が君が終わる前に。(一人用)
製作者:ねむい人
声劇台本 夏が君が終わる前に。(一人用)
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小説で書こうかと思ったけど気力が無かったのと皆様の美声が聞きたくて声劇台本にしてみました。
一応感動系のつもり。
初めての台本ですので色々ご了承ください。
試してみたところゆっくり読んでも多少余裕あるボリュームです。
なのでアドリブ大歓迎でございます!!
まぁとにかく楽しんでいただけたら嬉しいです!
では以下台本。
↓↓↓
「僕の歌、聞いてくれてありがとう」
ギターを抱えて君は静かに不器用に笑った。
どういたしまして、と僕も笑う。
夕暮れの川辺に吹いた少し冷たい風が僕らの髪を撫でる。
夏の初めに君と出会って…
そしてもうすぐ夏は終わるらしい。
「もういかなきゃ」
君は言う。
「また明日」
と僕は返す。
君は曖昧に微笑んで手を振って去っていく。
その後ろ姿を見送って
僕は嗚呼、やはりそうなんだと思った。
君が今日歌っていたのは、
『最期の歌』だったから。
僕と、世界と、君が、サヨナラする歌。
「さようなら」
口に出してみた。
急に悲しくなって涙がボロボロ零れた。
夏が、君が、終わってしまう。
それは嫌だと心が叫んだ。
と同時に足はもう地面を蹴っていて
僕は走り出す。
まだだ。
僕はまだ君と一緒にいたい。
君を、夏を、僕は手放したくないんだ!!
見つけたら今度はその手を決して離さないから…
だから、どうか、どうか…
「また君の歌を聞かせてくれ」
end
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コメント
1件
- れいれいお借りしますね!