ペルセフォネの降ろし手
「」:コラボ者様 『』:コラボ者様 伴奏:レーニャ様、ハル様 台本:夢乃 胡蝶
ペルセフォネの降ろし手
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目の前に座る少女の涙は、あの人のものと彼女のもの、どちらのものだったのだろうか。
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また、今回は伴奏をお借りしているので、そちらにも失礼のないようお願い致します。
「」地の文…男性
『』…女性
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(1:28〜)
「…ありがとう。君のおかげであの人にもう一度会えた。
ところで、君はなぜこの仕事を続けるんだい?」
死によって分かたれた者達を一度だけ、10分だけ繋ぎ止め、再会と別れを見届ける仕事。
その負担は大きいはずなのに、なぜ。
『盲目だった私が死者を通して見た景色。それがあまりにも綺麗だったから、です。
たとえその代償が大きくても、私はその景色を』
「だい、しょう?」
『感覚や言葉、知識など自分を形作る物。死者をこの身に降ろす度にそれらを少しずつ失っています』
「怖く、ないのか?」
『ええ、全く』
「…そうか。とりあえずありがとう。また来るよ」
『いえ、規約にもあるように…』
「依頼でじゃない。勝手に君の世話を焼きに行くだけだ。それなら問題ないだろう?」
『…不思議な人』
(0:17〜)
彼女の見た景色の美しさを俺は知らない。
でも、どこか死に惹かれる儚い少女を放っておけなかった。
「今度は俺が、君を繋ぎ止めるよ」
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伝承シリーズ。
自分の一部と引き換えに死者を身に降ろすことができる少女。
徐々に自身を削ってまでなぜこの仕事を続けるのか。それは死者の目で見た景色があまりにも綺麗だったから。
青年はそんな危なげな少女を恋人を失った悲しみから立ち直れなかった自分に重ね、なんども訪れては世話を焼くようになる。
#胡蝶の翅 #伝承シリーズ #イタコ #降ろし手 #死者との再会
コメント
2件
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました。
- NANA声劇界の貴公子 ペケペケコラボ失礼します💞