【和風声劇】神の社に棲まうもの

妖(遊)、少年(むたま)、台本(結衣)

久々の長文キャプ( ´∀｀)ｹﾗｹﾗ 今回はnanaのフォロワーさんの中でも随分長いこと仲良くさせてもらっている【むたま】さんが三周年を迎えたという事なので、隙間時間を使った即席コラボではあるけどお祝い声劇やらせてもらいましたぁ〜😜✋（しかも、かなり古〜いコラボ用を焦ってきたwwww） 妖役の雰囲気うまく出せてるかどうか疑問だけど、時間無いなりには頑張ったと自分を誉めるスタイルで👅✌️ 知ってる人は知ってると思うけど、むたまさんは歌も上手いしアレンジセンスも抜群🎵 更に歌だけでなく声劇という分野においてはもうプロかよアンタ❗❗って言うくらいに表現力の高い演技を常時演じ続けているそういうフォロワーさんです😌（マジ尊敬&マジ嫉妬wwww） 特にむたまさんが演じる少年役のクオリティの高さには感動さえ覚えるモノがあり、初めてむたまさんの少年声を聴いた時からもう遊の個人的な好みとして虜状態です😁 声劇の上手い女性が演じる少年声ってどうしてあんなにも素晴らしく耳に突き刺さってくるんだろう😆😆😆？←って、この手の話をする度に「遊に変な性癖はありませんよ(^o^;)」という追記分を何回書いてきた事か（笑） いや……ホントに僕ノーマルですからぁ👅ww でも、チョット声フェチなのかもしんないとnanaをやって初めて思ったのは事実😝😝😝 何か話逸れたけど…… むたまさん🎵 三周年オメデト〜(*≧∀≦*)✋ かなり古いヤツ持ってきてしまったけど、この当時から既に声劇のレベルはかなり高かったよね〜🎵 そして今は更に上手くなってるし、少年声だけじゃなく女の子声までマスターしつつあるむたまさんにはホントに感心するし刺激をもらってます‼️ これからも更にその高みを目指して頑張っていってほしいと心から応援してます😉✌️ 俺は俺なりに精進して極端にむたまさんに置いてかれないように必死こくわwwww それではこんな遊ですが、これからもヨロシクお願いしま〜す🙋🙋🙋 【story】(※ここは台本ではありません) 静かで真っ暗な山の奥深くに、ただ一つだけ佇む小さな神社。 すべてを失くし、人生を諦めた少年は、何も考えず歩いた末に、そこに辿り着いた。 あまりに古びた、さもすれば崩れてしまいそうな長い石階段を登り、錆びてくすんだ赤い鳥居をくぐる。 「……人間か？」 凛とした、声。 反射的に、視線を上げた先……本殿と鳥居との僅かなスペースを埋めた、苔むした石畳の中央に。 神社そのものと同じように、美しい妖が一人、佇んでいた──── ──────────────── 【セリフ】 妖「……人間か？」 少年「…さぁ、どうだろうね」 妖「ヒトの匂いがする、お前は人間だ」 少年「分かっているなら、どうして訊いたの」 妖「お前が……ヒトとして生きることを、捨てているように見えたからだ」 少年「……鋭いね、流石妖怪だ。僕にはもう、 生きる理由がない」 妖「ならば、私が殺してやろうか」 少年「いいよ。どうやって殺すの？」 妖「そこの木に磔(はりつけ)にして、末端から切り刻む」 少年「へぇ…僕には丁度いい死に方だ」 妖「……ただの脅しだ。…お前は何故そこまで死にたがる？」 少年「家族と友を、殺したからだよ」 妖「……なるほど確かに、人間一人で背負える業(ごう)ではないな」 少年「うん、だから」 妖「此処に住め」 少年「…え」 妖「雑用を全て任せる。代わりに、私もその業を背負ってやる」 少年「……優しい妖(あやかし)もいたものだね」 妖「はっ、どうだかな……お前が、私に似ているからだ」 少年「へえ……ねぇ、名前は？」 妖「籃(らん)、だ」 少年「僕は柊(ひいらぎ)。……ありがとう、籃」 妖「……ああ。よろしくな、柊」 ────────────────── 【詳細説明】 妖、籃(らん)は、過去に最愛の妹を殺害しており、自責の念から山の奥深くにたった一人で籠っていた。 そして山に棲みついてから、400年以上経ったその日。 少年、柊(ひいらぎ)が、自分と同じ、自責と絶望、諦観に染まりきった表情で、籃の前に現れる。 その姿が、妖である自分とあまりにも似ていたことから、籃は柊が人間であることが一瞬では分からなかった。 その後の対話で、まるで自分を見ているような気さえしてくるほど、柊は自分に似ていることが分かり……柊の犯した罪を聞いた時、籃は、妖としては有り得ない、人間に手を差しのべるという行為に出る。 この行動には、柊と共に暮らすことで、自分の罪を思い出し続けるという贖罪の意味があった。 そのため、柊の優しいという言葉には自嘲気味な笑いを返した。 一方柊は、なんとなくその意味を察した上で共に暮らすことを受け入れたが、実は柊も籃と同じように、自分の罪を忘れないという目的を持ってそれを受け入れている。 同じ目的を持って、互いを贖罪の道具として利用しようと考える二人は……互いの目的には気づいていないのにも関わらず、思考や行動の大半が一致していた。 ──────これは、この先に二人に起こる、様々な出来事の、始まりの話。 #和風声劇 #声劇 #コラボ用