【声劇台本】人で無しの恋
語り手【あなたの御名前】x 台本【朔】
【声劇台本】人で無しの恋
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初台本です( ﹡・ᴗ・ )b
江戸川乱歩の人でなしの恋を意識して作りました!!
わたくしはある1人の紳士と出会い、結婚をいたしました。
彼と婚約をしたその初夜のことです。
乱れた服を整え、寝床につこうとふと彼を見つめましたら口は笑っているが目の奥に潜む闇、というのでしょうか。わたくしはそんなものを感じつつ、彼の腕の中で目を閉じました。
ふと、目が覚め起き上がりましたら布団にはわたくしだけ。彼の声がなんと屋根裏から聴こえてくるではありませんか。 そして見知らぬ女子(おなご)の声。
「こんなの奥様に悪いわ…」
「僕の瞳には君しか写ってはいない。今日も美しい…僕の、、」
いてもたってもいられず、彼が密会しているであろう屋根裏へ向かい観たものとは…
「早く奥様のところへ。ですがこんなにも想って下さりうれしゅうございます…」
「なにをいっている。君だけをずっと観ていたいのだよ…」
女子(おなご)とばかり思っていた会話は彼1人。手にはそれはなんと美しい目をした人形でしょうか。そう、彼は偏執狂(へんしゅうきょう)で御座いました。
それはとても楽しげで、心無い人形に嫉妬するなどおかしな話では御座いますがわたくしはその人形を後日、粉々に壊したので御座います。旦那様、これでわたくしだけを愛して頂けますか?いいえ、あの人は命ある人間など決して愛することはないのでしょう。
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彼が本当に愛したものとは…?
命あるものが命なき人形に嫉妬とし、それは狂気へと姿を変える。
初めてのオリジナル台本です。
需要はないかもしれませんが、よろしくお願いします。
一人称、アドリブ、言い回しは自由に変更して読んで頂いても構いません。
BGM #音源 #声劇 #台本 #オルゴール #狂気
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