【声劇台本】海月
凛鈴
【声劇台本】海月
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まるで水中を揺蕩う海月のようだ
父親に連れていかれたとある貴族の夜会。虚しさと息苦しさに辟易していた少年がふと会場を見回すと、ひとりの少女が目に飛び込んできた。
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【以下朗読本文】
ふわり……ゆらり……
円舞曲を踊るその子のドレスが優雅に揺れる。
その後を追うように軌跡を辿る長いレースはまるで重さを知らないように軽やかだ。
(あぁ、なんて綺麗なんだろう……)
水中を揺蕩う海月のように舞うその子に僕は恋をした。
(一目惚れなんて本当にあるんだ)
名前も知らない。
どんな子なのかもわからない。
でも堕ちてしまったんだ。
君と言う、魅惑の大海にーーー
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台本2作目です。
素敵な伴奏をみつけてインスピレーションを受けて書いてみました。
モノローグ/台詞はお好みで演じやすいよう改変してくださって結構ですが、過度なやりすぎは御遠慮ください。雰囲気を壊さない程度にお願いします。
台本使用の際は一言頂けると嬉しいです。
音源お借りしました。ありがとうございます。
#声劇台本
コメント
1件
- 凛鈴台本使用ありがとうございます!拝聴させて頂きました。まさかこんな素敵なお声の方に演じて頂けるとはおもってもいなかったので光栄です…! フォロー失礼します。