【3人声劇】情報はカクテルに隠して。

●( ) □( ) ★( ) / 台本 くろつばめ

3本目の路地を入って、2つ目の角を右に。 1番に奥にひっそり佇むその場所こそ、 知る人ぞ知る、少し特別なお店なのです。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ (1:30~ ベルの音) ●いらっしゃいませ･･･お久しぶりです。 随分とお疲れですね。 □よォマスター、いつもの頼む。出張帰りでな。 ●あぁ、例の怪盗ですか？ □情報はえーよ。･･･注文追加、スティンガーくれ。 ●かしこまりました。 (1:12~) ★失礼します！ ご注文のナッツとブルー・レディーです。 □ああ、･･･見ない顔だな。 ●うちの新人ですよ。バーテンダー修行中でして。 ★よ、よろしくお願いします！ □おぉ。若いのに頑張ってんなぁ。 (0:57~) ●スティンガーお待たせ致しました。 □ああ･･･奴は既にこの街にいると思うんだが。 ●証拠が？ □俺の勘。 ●･･･貴方外しませんものねぇ。 □奴は何を狙うと思う。 ●そうですね･･･国立美術館にあるサファイア『マーレ・ソレッラ』もしくはピンクダイヤモンド『ベル・リーソ』でしょうか。 □だよなぁ･･･サンキュ。会計頼むわ。 ●おや、お早いですね。 □時間ねぇんだ･･･お前はまっとうな道を進めよ？ ★え、あ、はい！あ、ありがとうございます！ □また来る。 ●お待ちしております。 (0:24~ベルの音) ●あまり彼を困らせないでください。お得意様なので。 ★(重ねて/話を聞いてない様子) 焦った･･･バレたかと･･･っていうかよく俺の狙いわかったね！？ ●フェイクも混ぜましたよ？ ★2択で迷ってたの両方当てやがった！ 情報屋の異名は伊達じゃないね！？ ●ふふ、自ら名乗った覚えはないですがね。 ★ふーん･･･そいじゃパっと予告状出してくるわ！ ●お気をつけて。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ●バーのマスター、実は情報屋。どんな時でも決して嘘だけはつかない。この人から自分の欲しい的確な情報を引き出すのは至難の業。お酒や料理も美味しいので、情報屋だと知らない普通のお客様も多く、店自体も人気がある。 □とある怪盗を追う刑事。根が真面目で勘が鋭く、わりと柔軟。情報屋の「情報」は信じているが、情報屋自身のことはどこか疑っている。だがあくまでビジネスの付き合い、深入りはしない。ただし事件が解決した日は、マスターの作る卵焼きを食べにくると決めている。 ★新人バーテンダー。実は世間を騒がす大怪盗。各地を転々としており、その度に素性を偽り勤務先に転がり込むのだが、マスターには一発で正体がバレた。お互い詮索しない条件で、適度な距離感が心地いいのでそのまま転がり込んでいる。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ https://nana-music.com/sounds/047a541b/ ↑タイミング参考用です。 新年2作目、3人掛け合い台本です。 男性3人のつもりで書きましたが、性別転換&語尾変更して頂いても大丈夫です。 参考程度に秒数おいてますが、わりとテンポよくいかないと尺ギリギリかもしれません。BGMがわりとゆっくりめなのですが引きずられないよう、軽快に掛け合っていただければ･･･！ この世界観自分で書いてて気に入ったので もしかしたらシリーズがするかもしれない。 ･･･しないかもしれない( ´ ꒳ ` ) 《お借りしたサウンド》 DOVA-SYNDROMEより ＊Honeytrap ＊入店するときのベル #黒燕台本 #3人台本 #声劇