【声劇】隔離病棟-038号室の女性
【話者】○○/【台本】はるき/【BGM】ゆずちゃ
【声劇】隔離病棟-038号室の女性
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ゆずちゃ様の「雨」という
素敵bgmお借りしています
診断メーカーの「隔離病棟」世界観がすきなんですが、その診断結果で一人声劇の台本を書いてみました。
ホラーではなく、悲しい、寂しい系です。
以下台本です。アドリブはご自由にどうぞ
細かな設定は台本より下に記載します
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いらっしゃい。
どなたか分からないけれど…はじめましての方ね。
ちょうど退屈していたのよ。
私の名前?ええとなんだったかしら。
私の病気、「満月の夜を迎える度に過去の記憶を失う病気」なの。
自分の名前ももう、忘れてしまったのよ。
本当に奇妙な病気よね…
このブレスレット?
ええ、そうよ、これとても綺麗でしょう?
すごく遠くの国にいる方からいただいたらしいの。
これを眺めていると、
なんだか嬉しくなって切なくなるのよ
不思議よね
送ってくれた相手のこと、
なにも知らないのに
心だけが勝手に反応するのよ。
あ、でもね、どうしてだか
これをはずしちゃいけないと思って
ずっと着けているの
…ああ、そういえばもう月が出る頃ね。
今日は満月なのでしょう?
何か忘れたことは無いかって?
そうねえ、なにかしら…
あら、いやだわ。
私、何故ブレスレットなんてつけているのかしら。
点滴の邪魔だし、外してしまいましょう
(終わり)
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キャラクター設定です
<話者>
隔離病棟に入院している「満月の夜を迎える度に過去の記憶を失う病気」の女性。病気を発祥してからかなり年月が経ってしまっていて、家族はおろか、自分の名前や顔も記憶にない。今は「肉体的な過去の記憶」も失い始めており、既に足と瞼の動かし方がわからなくなっている。
病気を発祥してから直ぐに、大切なことを思い出せるようにノートに書いていた。どんなに記憶が消えてもノートから過去の自分を知っていたが、瞼が動かない今では、ノートの記憶がすべて消えた時には遂に自分が誰だかわからなくなる。台本時点ではすでに記憶が消え始めている。
紫蘭の形をしたパーツが付いている
ブレスレットをつけている。
恋人が出国する前に贈ったもの
(紫蘭の花言葉→あなたを忘れない)
<受け手>
彼女の元?恋人。
遠く離れた国のかなり山奥でひたすら植物の研究をしていた。遠距離恋愛となってしまった彼女とはずっと文通をしていた。明くる日から、彼女からの手紙が届かなくなったが、一途に手紙は送り続けていた。
しかし、返事がないため、どうにも関係はうやむやになっていた。
彼女が隔離病棟に入院したこと、彼女の記憶が消えていく病気であることは、病状がかなり進行した頃に漸く知らされたのだった。
でも、その事実を確かめるまで、彼女が奇病だというのは周囲の嘘だと思っていた。
やっとの思いで彼女の国へと戻り、彼女のいる病室に来たところからこの台本ははじまる。
恋人のすべての記憶が失われた彼女を目の当たりにし、涙が止まらなかった
*****診断メーカーの結果
はるきさんは038号室の女性患者。「満月の夜を迎える度に過去の記憶を失う病気」を持っています。
常に目が閉じられていて、綺麗なブレスレットをつけています。
ここから遠く離れた場所に元恋人がいます。
https://shindanmaker.com/540469
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コメント
2件
- はるきセリフちょっと改訂しました
- はるきセリフ長いので編集し直すかもしれません