声劇 千の夜と千の昼
重夜×
声劇 千の夜と千の昼
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#BGM #オルゴール #癒し #切ない #記憶 #綺麗 #フリーBGM #声劇
千の夜と千の昼モチーフで、千の夜と千の昼に似合う声劇台本を作ってみたつもりです。登場人物は男と八百比丘尼(やおびくに)。八百比丘尼は【八】と省略します。軽く読んでみたけど始まってすぐやれば問題無いと思われ~。以下台本↓
男:…八百比丘尼。愛してるよ。
八:もう、何回目ですか。貴男も懲りませんね。ですが…そんな貴男に惹かれてしまった私もいたようです。
男:え…今何て?
八:まぁ、大事なことだから二回言っても差し支えないでしょう。貴男のことが好きです
男:…あはは、努力は報われるってこのことを言うんだろうね。じゃあ、先に逝くよ。
八:あ、待ってください。私、貴男に差し上げる傘を作ったんです。
男:ほう、傘。
八:はい。貴男とずっと見ていた海の青を混ぜた銀の傘。
男:これまた素敵な傘を作ったね。じゃあこれを持って、僕は先に逝く。
八:はい、私もすぐ貴男の隣に。
男:ああ。それじゃあ、また後で。
キリトリセン_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_¯_
設定としては、八百比丘尼は愛する者を作らなければ永遠に生きる女(妖怪)で、それに愛された男(女)は死んでしまうし、↑で触れたが愛する者を作れば自分も死ぬ。愛された男(女)は死ぬが、自分の死期を自分で決めることができる。この作品中の男は逆にそんな八百比丘尼を愛していて、あわよくば振り向いて貰い、八百比丘尼と共に死ぬことを望んでいた。その恋が叶い…という話。
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