【一人声劇】駆け落ちに縋る【台本】

朗読者【】

ここまで来れば…もう追ってこないか… 大丈夫かい君？疲れたろう さあ、水を飲んで… ははは、まさか自分が駆け落ちをするだなんて思っちゃいなかった 上官にも、家族にも、町の皆にも、もう顔向けができない それでも、僕は君を… え、今、なんて… 違う！僕は戦争が怖くて君と駆け落ちしたんじゃない！ 本当に君を愛しているから、だから…… ちがう…ちがうって言ってるだろ！ あ、すまない…大きな声を出して… なあ頼む、戻ろうなんてそんな事言わないでくれ このまま誰もいないところへ逃げよう そうしたら2人で幸せに暮らせるはずだ …っああ、ああ！そうだよ！ 俺は前線に、戦争に出るのが怖い…！ 屍が積み重なっていくのを見るのなんてごめんだ…！ なあこんなに無様な男、今さら嫌になったかい？ …はは、臆病な奴と笑ってくれ 俺は軍で功績をあげるより、君と笑って暮らしたい ただそれだけなんだ 本当に、それだけなんだ トリっとさん、素敵なオリジナル曲ありがとうございました。 またも、戦時中のお話ですね。 この時代に駆け落ちがあったかどうかは定かではありませんが、もしあったならば、なんて残酷で悲しいお話だろうと思います。 無駄設定かもしれませんが、 時系列は以前書いた『神風とならん』と同じです。 使用する際は一言コメントいただけると幸いです。 #声劇 #台本 #1人声劇 #mitagraph #BGM #オリジナル #鳥のうたうピアノ