【朗読】戦場の鬼
BGM:四ノ宮りゐ
【朗読】戦場の鬼
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私が剣を握る理由それは、
大切な人を守るため。
この手でたくさんの人を守ってきた。
ある人はその手を綺麗な手だという。
ある人は穢れた醜い手だという。
そのとき私は思った。
守るとはなんだろうと。
私は私で大切な人を守るために
必死に剣を振るってきた。
けして遊びでも余裕でもない、守るために
必死なだけなのだ。
守った人々は多い、だがそれ以上に
罪のない人々を殺した。
確かに相手からすれば血も涙もないただの
怪物に見えるのかもしれない。
もうなんのために剣を握ればいいのか分からない。
そんなとき噂をきいた。
戦場に鬼がいる、と。
その鬼とはどうやら私のことらしい。
もうなんのために剣を握ったのか分からなくなってしまった。
剣を地面に突き刺し、私は戦場から消えた。
✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲*゚✲紡です!
素敵なBGMから朗読を作らせていただきました!
戦場の鬼と呼ばれた悲しい人の話にしてみました。よければ使ってあげてください!
一人称が私となっていますが女性でも男性でも大丈夫です!
よろしくお願いします!
#四ノ宮りゐオリジナル
コメント
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- クルトお借りしました!
- 彗蛍お借りします