【声劇】 消えることの無い悲しみを【台本】
ルディ(ハル)×シレーナ(種。)
【声劇】 消えることの無い悲しみを【台本】
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#六条睡の台本 #声劇台本 #台本 #コラボ用
種さんの演技に吸い込まれてやってしまいました。アドリブ入れてしまいましたが、よければお聞き下さい。
↓セリフ
ルディ「沈みゆく意識の中、私が見たのはキラキラと輝く鱗に美しい容姿をした人魚だった」
シレーナ「人魚は人間に恋をしてはいけない、これは掟だと、昔から言われてきた」
ルディ「海の底に私も連れて行ってくれないか?」
シレーナ「ダメよ、貴方は人間、私は人魚、相入れることはないの」
ルディ「ここから逃げてくれ!!君を捕(と)らえようとしてる奴らが海に来る!」
シレーナ「それは出来ないわ、きっと掟に逆らった罰ね...私はもう泳げない」
ルディ「なぜ!」
シレーナ「私は貴方に恋をしたの、人間になりたいと強く望むほど鱗が剥がれていく......やっとの思いでここに来たの」
ルディ「っ!!待ってくれ!!」
シレーナ「貴方に海の底を見せてあげる......泡になるその瞬間まで、私を見ていて」
シレーナ「貴方と出会えて、私は恋を知った」
シレーナ「どうか、忘れないで...」
ルディ「......私は...一体、何を.......何故、涙が止まらないんだ...」
あらすじ
嵐の海に投げ出されたルディを助けたシレーナ
そんな2人は恋をした。
しかし時が経つにつれ、シレーナの鱗は剥がれていく、それは人魚に与えられた掟を破った罰だった
人魚が泡になる瞬間を見ることで、人魚がいた事も忘れてしまう、なのに涙を流すルディに差し伸べられる手はもう何処にもない
○ルディ(青年)
突然の嵐によって海に投げ出される
シレーナに恋をした事によって、海の底に行きたがるようになる
シレーナが居なくなった後、海を見る度に無意識に涙を流す
○シレーナ(年齢不詳)
人魚の女の子、人魚の掟を知っていながら人間に恋をした。
ルディを海の底に連れていけば、一緒になれることも知っていながら、ルディを陸に留めた。
海の底に連れていけば、ルディは二度と陸には上がれず一緒になれてもその後の人間の末路を見てきたから
泡になる瞬間を見せたのもルディに悲しい思いをして欲しくなかったから
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