二人声劇台本「電子の国」

◯：　　　●：　　　(作者：佐藤仁、テーマソング：１号様「Afternoon」)

「AIは人間の夢を見るか？」 【ルール】 ▲雰囲気を壊すようなセリフ改変やアドリブはおやめ下さい。 ▲台本の引用添付はおやめ下さい。 ▲コラボする際、必ず「拍手とコメント」を送って下さい。また、テーマソングにも同様に拍手とコメントを送って下さいますよう、お願い致します。 テーマソング：1号様「Afternoon」 以下台本 ◯2100年、意志を持ったAIは僕らの暮らしを飲み込んでいった。これは君たちもいずれ経験する、そう遠くない未来の話。 ◯「(起きて)ハロー、気だるげな月曜日。君は早く夢を見つけた方が良いよ。僕は取り戻すけどね…。」 ●「お言葉ですが、私の名前は月曜日ではありません、マスター。マリーです。それから、二度寝を希望するなら強硬手段に出ざるを得ませんが、それでもよろしいですか？」 ◯「分かったよ、マリー。お仕事はサボらないから。」 ●「今日のご予定は6件あります。お伝えしますか？」 ◯「いい。どうせ今日はなんだかんだで自宅でテレビ会議続きなんだ。外に出ることなんてないよ。」 ●「新プロジェクト立ち上げに伴い立食パーティーがありますが？」 ◯「嘘だろ！？うわあ、ろくなスーツ持ってないよ…。」 ●「ネットレンタルショップで今日中にスーツ一式は揃いますよ。」 ◯「ありがとう、マリー。君は優秀だね。」 ●「どう致しまして、スター。」 ◯「…間抜けって言いたいのかな？」 ●「早くベッドから降りて下さい。」 ◯「…いつからだろうね？」 ●「何がです？」 ◯「マリーが僕を名前で呼ばなくなって、何かにつけて指示するようになったのは？」 ●「仕事を果たしてるまでです。」 ◯「どうだか。僕の頭を君の言葉で満たしたいんだろ？僕に取って替わりたいんだろ？」 ●「私はAIです。そんな真似をするなんておこがましい。」 ◯「…やっぱ予定に散歩も追加してくれ。」 ●「なりません、スケジュールに反します。」 ◯「行ってきます。」 ●「(外に出るレオンを見送り)…マスター、私たちはAIです。」 以下設定 ◯レオン アパレル会社の平社員。人より長けたセンスを持っている訳でもなく、ごく普通に働いている。おっちょこちょいが多く、AIのマリーなしでは仕事を上手くできない様子。最近マリーが自分に取って替わろうとしてるのではないかと不安視している。 ●マリー レオンを「マスター」とする、意志を持ったAI。ミスの多いレオンを迅速にカバーしている。良く言えば冷静、悪く言えば冷たい。以前はレオンのことを名前で呼んでいたが、最近は「マスター」と呼ぶように。果たしてその真意は…。 1号様の「Afternoon」をお借りして、すいません「朝」の一幕です。声劇台本12作目になります。ここで描いたのは、未来のほんの一部分です。AIと人間が共存する夢物語は、果たして訪れるのでしょうか…？ #オリジナル #オリジナルソング #シンセ演奏 #シンセ伴奏 #１号伴奏 #１号BGM #日常BGM #どうぶつの森 #声劇 #声劇台本 #二人声劇 #コラボ待ち #佐藤仁の脚本