45. 声劇F「或る本丸の話①」
【刀剣乱舞単発企画】椿警備隊
45. 声劇F「或る本丸の話①」
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#椿警備隊
その日はなぜか、雪が降っていた。
🌸キャラクター解説
『胡蝶』
政府の相談役を引き受けている呪術師の女性。慈愛のある優しい性格だが、仕事となると対応も少しばかり変わるらしい。役人の他に多くの本丸との縁があり、それをとても大切にしている。椿警備隊創設に関わった数年後、審神者が夢に囚われてしまったとある本丸に手を貸すことになるのだが…ここではまだ、先の話。
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蜂「はーっ、寒い…。最近主の姿が見えないが…何かあったんだろうか。」
蜂「主?」
蜂「主、どこに行っていたんだい?出来たばかりの本丸だ。俺達も何をしたらいいか...。」
蜂ナレ「主を迎えるべく玄関へ向かった俺は、手足を拘束され、倒れている主を見た。」
蜂「主!?何があったというんだ!一体誰が、」
?「貴方が、この本丸の初期刀?」
蜂ナレ「見上げると、そこには見知らぬ女性が立っていた。」
蜂「いかにも。貴方は…?」
蝶「政府の相談役よ。今日はこの審神者について話したいことがあってね…。彼女は本日をもって本丸に監禁、この本丸は政府の管理下に置かれることになったわ。」
蜂「待ってくれ、話の意味が」
蝶「詳しいことは後で。まずは名前を決めないと。」
蜂ナレ「彼女は中庭の方を見やると、ポツリと呟いた。」
蝶「綺麗な椿ね。」
蜂「えっ?」
蝶「今日からこの本丸を、椿警備隊とするわ。」
蜂ナレ「そう言い終えると、彼女は主を本丸の奥へと運ぶ。俺は状況を整理する事も出来ないまま、泣きじゃくる短刀達を宥めることしか出来なかった。」
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🌸Cast
蜂須賀虎徹:ひよこ豆
政府相談役 胡蝶:ひよこ豆
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*Credit
DOVA-SYNDROME より
「ある冬の寒い夜に」
その他フリーSE配布元 より
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