台本【嫌悪】フリー用
台本:桔梗、僕:シキ♪
台本【嫌悪】フリー用
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普段の読む声より少し上げて若くみせてみたかった
〜セリフ〜
「僕は彼女が大嫌いだった。
昔ながらの幼馴染みである彼女はいつも、どこか悲しげで
僕が何か失敗する度に『バカね』って笑った。
彼女は幼馴染みの僕から見ても綺麗だったけど、あまり人には好かれなかった。僕も嫌いだった。
けれど、僕は何故か彼女から離れることができなかった。
そんな彼女は今、手首から血を流し、僕の目の前で冷たくなっている。
理由は分からない。
でも予感はしていた。
今日の彼女は心の底から笑っていたから。
でも何故だろう。
僕も無性に死にたくなった。
そして今更ながらに気づく。
僕は、大嫌いな彼女に恋をしていたんだと。
『バカね』って悲しそうに笑う君に、出会った時から恋をしていたんだと。
彼女のそばにあるナイフを、僕は静かに手に取る。
大嫌いだけど、大好きです。一緒にいてください。
なんて、
こんな事を言ったら彼女は
『バカね』ってまた笑ってくれるだろうか。」
#桔梗の台本
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