【声劇】タイトル未定(プロローグ)12 コラボ
kapuri
【声劇】タイトル未定(プロローグ)12 コラボ
- 30
- 7
- 0
11の続きです。尺の関係で早足です。
13(https://nana-music.com/sounds/040acb5e/)
1セリフだけですが、コラボしてくださる方へのお題は、『クールでありながら、どこか人を弄ぶことを楽しんでいる少女』の声です。
小学生中学年くらいの、ゴシックロリータの外国人をイメージしてもらえればわかりやすいでしょうか。
要するに、アニメに出てくるような金髪ゴスロリ少女、ということです(これでわかりますかね?(^_^;))。
「それじゃわかんないよ!」といった質問などあれば、気軽にコメントください。
よろしくお願いします。
本編
五分もすれば止むだろう、と思っていた自分はあまりにも安易だった。すでに十分を超えているというのに、警報は鳴り止む気配がない。しかも不審なことに、警報だけなのだ。放送があってもおかしくないだろうに、それが全く聞こえてこない。はっきり言って気味が悪い。どういうことなのだろうか。先程からの十数分で、この辺り一帯が制圧されてしまったとでも言うのだろうか。そう考えている間も、警報は断続的に鳴り続いている。どうするべきか。と考えている時間も惜しい。酸素欠乏で失神するよりは、防空壕を出て様子を見るほうが幾らかは建設的だろう。そう考え壕を出て、恐る恐る玄関のドアの方へ歩いていった。ドアへ近づく間も警報は鳴り続き、窒息の不安をじわじわと煽ってくる。それでもそろりそろりと足を抜き差しし、玄関までたどり着いた。やはり止めておこうか、という思案が頭を過るが、それでは事態の解決にはならないと己を納得させ、ドアノブを掴んでゆっくりと回した。それを終えてからドアをすうっと開けていく。すると、ドアの隙間から見えた景色は、凄惨なものだった。
「こんにちは。お届け物です」
なぜか楽しそうに、お決まりの文句がが飛んで来る。
玄関口にいた人物は、凄惨なほど意味の分からない、不思議な人たちだった。
#声劇 #コラボ用 #コラボ
コメント
まだコメントがありません