ぼくの蝶幻記
☆そう× ★あなたの名前
ぼくの蝶幻記
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素敵な台本お借りしました!
試し読みをさせて頂いたんですが、その時よりもしっかり読めたかな…と思っている!
是非一緒に演じて下さい
☆僕
★ぼく
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(1:30~)
☆「僕は天才じゃない。
見続けてきたその先に手を伸ばしただけだ。
頓馬(とんま)の大衆は雁首(がんくび)揃えて群がる。
彼らは大概伸ばしていない。
延ばしている。」
(1:10~)
☆「影があるところに像があり、
虚ろに出来る形に美を求めた。
それは確かに虚(むな)たるもの。
美と融合するには杳杳(ようよう)たる次元。
人・機械・科学のエコロジー性。
生と死 静と動。
非現実的で神秘的な世界を今、私は創るのだ。」
(重ねて読む)
(0:43~)
★「意味の無いものに価値はない。希少価値すら。それはただの徒花(あだばな)だよ。社会不適合者。欠落品。アンダーグラウンドでしか生活できないのさ。ぼくは父のようにならない。これは母から引き継いだ野望だよ。ぼくは蛹のまま死にたくない。」
(0:43~)
☆「もはや病歴と言えるこの悲惨な少年。満員電車に揺られ社会のために働く。日々自殺の列に並ぶことを夢見るのか。今日もモニターの向こうで人生は1度きりと語る。この言葉に感化された訳ではないが、この手で虚ろに美を描きたいと思った。」
(パリンとガラスの割れるようなSEが聞こえたら)
★「ぼくを踏み越えて行くんだね」
☆「踏み越えるんじゃない。乗り越えるのさ。」
★「消さないで」
☆「消えないよ、全部、僕のものだ」
★「徒花に止まる蝶がいると思うの?!」
☆「いいや、違う。これは____」
(間がいれられたらいれてゆっくり息を吸ってから)
☆「曰く、蝶は産まれた。そこに蜜があるのであれば僕の夢が叶ったわけだ。」
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#こなりずむ #台本 #声劇 #シリアス #掛け合い
コメント
1件
- 幼虫コラボお邪魔しました! 幻想的で素敵なお話ですね