【朗読】クリスマスの悲しみ
演者:○○
【朗読】クリスマスの悲しみ
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12月24日、あの人が亡くなってから1年が経った。
去年の今日、彼の家でクリスマスパーティーをする予定だった時、予約してたケーキを取りに彼はケーキ屋に向かった。
だがいつになっても彼は帰って来なく、心配で外へと出た。すると、救急車の音とざわつく声が聞こえた。
心配で奥へ進むと、潰れたケーキと血を流して倒れる愛しい人の姿を見た。
全身の血の気が引いた。
走って彼の元へ行くと、涙が溢れて止まらなかった。
ずっと一緒にいられると思ってた。でも人生はいつ何が起こるかわからない。
あの日はずっと目が赤くなるくらい泣いた。
愛する人のいない世界が一気に寂しいものに変わった。
イルミネーションで彩られたツリーを見ても、クリスマスの音楽を聞いても、ただ辛い思い出が蘇るだけだった。
お墓の前で花とケーキを供えて、そっと手を合わせた。
片目から涙が出てそれが次第に溢れ出す。
その涙を拭い、笑顔で「愛してるよ、また来るね」と呟き、私は彼のお墓をあとにした。
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久しぶりの投稿です。
また久しぶりに台本を書きたいなと思い、今回は久しぶりに一人声劇の台本を作りました。
注意書き
台本を使う際は、事後報告になっても構いませんので、必ず借用コメを送ってください。
コメントしないでコラボしてる方には、サウンドのコメントで一言伝えさせて頂きますので悪しからず。
#柊もかの台本 #朗読 #切ない
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