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卯木さゐく

2018/6/28


この記憶だけは 残しておいてください
どうしても 消さないでください
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(01:26〜)
「あの……っはじめまして!」

『……はじめまして、?』

「いきなりすみません。
病室から見える海 綺麗ですよね。」

『分かります。
俺のここでの 唯一の楽しみなんです。』


〇君の記憶は 海に流したはずだった


『俺、なんでか貴方のこと
ずっと前から知っている気がするんです』

「…ふふ、口説いてるんですか?」

『ちが、茶化さないでくださいよ!』


(音が遠くなってから)
「君を消したはずだった 全て」
『君は消えたはずだった 全て』


(音楽が変わってから)
『実は、退院が決まったんです、けど
俺 どうしても』

「(強引に遮って)
どうしてそんな顔なさるんです?
良かったじゃないですか!
快復、おめでとうございます。
…さよなら!」



●君が涙を海に捨てた所を覚えていたよ

『…はじめまして じゃねーじゃん』

「ど、して」

『ごめん…ごめんな、でも!』
それでもまだ覚えてる!……っ、なぁ!』


〇君と出会うことなんて簡単だった

●君と恋することなんて簡単だった

◑君を愛することなんて簡単だった

〇だからね
君と離れることだって簡単だった


◑ さよならのかわりに記憶を消した

「 忘れ、ないで」


………………………………………………
〇 「」が女性、●『』が男性、
◑が二人同時読み です。

使用音源
DOVA-SYNDROME 様
音楽の卵 様


植田真梨恵様の同名の曲より
イメージを頂きました。
だいぶ歌詞お借りしてます(土下座)
何か問題があったら消します。

ひとつの曲で世界が完成されすぎていて!
もともと彼女の声も感性も大好きで
わたしの憧れでした。
いつか書きたいなぁ、書きたいなぁ、と
思っていたんですが、書けました(?)

90秒に収めるにはわたしの技量不足で
なんだかどシリアスになってしまったんですが、
原曲様はもっとゆったりとした
優しくて穏やかで切ない、暖かい曲です。

たくさん詰め込んだので
台詞は削るなり被せるなり増やすなり(?)
読みやすいように調整してください。
性別、口調などの改変はご自由に。

#卯木の台本

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