花

夏川りみ 石嶺聡子 喜納昌吉

昨日の慰霊の日に合わせて半年前から準備していた楽曲があったのだけど、休日出勤と難易度の高さにて間に合わず。まぁ気持ちが大事だと気にしてはないけれど。 表現の試行錯誤中の合間にきゅらささんの素敵な歌声を聴いてなんとなくハーモニーを重ねたら、こっちにハマリ出してきて。だんだんとニライカナイが見えてくるんだよね〜。素晴らしい ニライカナイが見えると言ってもおかしな信仰の話じゃなくて、単純に水平線のこと。 海と空を見つめるその心の中、その時の心の在り方にニライカナイが宿るのだなぁと、かつて実感した事がある。 人は生きていたらどうしようもない苦難に見舞われる事がある。生活においてもそうだし、自然災害もまた。死の意識に足首を捕まれてもがくどん詰まりにて、南西諸島の人々は海と空を見つめながら物想いにふける事が多いかと思う。 あの美しい海と波音、風と日差しは人の心を落ち着けるには十分な効果があり、目が焼けるほどの碧(あお)が紫藍に染まる頃には思い悩む事がだんだんとひらけてくる事がある。太古の人々がその夕凪に神の国を見たのもよくわかる。神秘性よりも生きている事の有り難さを感じさせられる。 きゅらささんの心の中にも体験としてのニライカナイがきっとあるのでしょう。そういう共感を持つ島の生まれで良かったなぁとしみじみ。あればかりは写真や動画からは伝わらないよなぁ。いまは遠く離れてても感じるものは同じです。 素敵な伴奏にて歌わせて頂きましたreoponさん、maraさん、木崎さん、あいさん、ありがとうございました。きゅらささんも言ってたけど、あいさんのパーカッションが機織りを連想させるので、普天間の羽衣伝説感もあるなぁ。鈴の音も天女っぽい。はにんす〜。 きゅらささんの表現の世界観を大事にしたかったので、サビだけユニゾンで。きゅらささんのロングトーンに着いていけずに四苦八苦。ブレス位置がポイントでしたね〜。あの風を感じるオカリナとあの空の碧さを感じる奄美節の共鳴が本当に素晴らしい。ありがとうです。 ↓ニライカナイ感を出そうとした次点候補。 https://nana-music.com/sounds/03e75c25/ きゅらささんの表現と全体からやや浮き気味だったので、この表現は取り止め。でも、面白かったから残したので、折角だからここに貼る。 そのニライカナイに魅せられて取り込まれて、移住する他県の方が南西諸島にはけっこう居られます。今度、徳之島でそういう方と食事をする機会があるので、かつてきゅらささんとコラボした楽曲を聴かせたいと思ってて。そのタイミングできゅらささんがニライカナイに想いを馳せてこの楽曲を歌ったものだから、なんだか嬉しくてね〜。うまく聴かせられたらいいなぁ〜。 以下、きゅらささんのキャプから編集・転載。 ‪◌*̣̩¨*•.¸¸☆ニライカナイとは‪‪◌*̣̩¨*•.¸¸☆*̣̩⋆̩* ‬ 沖縄や奄美群島で， 遠い海のかなたにあると信じられていた楽土。 記紀の神話に登場する常世の国に相当する。 常に現世と往来できる所とされ， 火や稲をはじめ毎年ここから 神々が人間の世界を訪問し， 人間に種々の豊饒繁栄をもたらすともいう。 神を浜辺で迎える儀礼や， その来訪の様子を多様な仮面を用いて表現する儀礼が 各地で発達している。 島人の祖先もここから渡来したとされていた。 →関連項目根の国｜黄泉国 ♡+｡:.ﾟஐ♡+｡:.ﾟஐ♡+｡:.ﾟஐ♡+｡:.ﾟஐ♡+｡:.ﾟஐ♡+｡:.ﾟஐ♡ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙もながす それが自然のうたなのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ #あいラッコパーカッション #まらぽんあいず #にやきゅらさ