【声劇】ムジナの巣【台本】
刑事:○○ オタ:○○
【声劇】ムジナの巣【台本】
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──怪奇現象なんて、ごめんだ。
コラボする際はタイトル後ろの【台本】部分を消してください。
掛け合い声劇です。
オカルトサスペンス×バディモノ?というんでしょうか。
一番下にあらすじとタイミング参考用のURLがございます。
★
性別や口調の変更自由。
女女、男女、年の差、チグハグな個性のぶつかり合いもまた乙でしょう
崩れない程度ならアドリブも大丈夫です
2019.3.3 台詞修正しました
(読んでくださった方すみません、有難うございます…!)
〈台本〉
01:28~
刑事
「なあ、どう思う」
オカルトオタク
「いつもと違って新鮮だなと思う」
「俺の服の話じゃなくて」
「ご覧の通り、これは原始的な呪いだな」
「またオカルトか」
「オカルトの専門家にどう思うかなんて聞いたらそりゃオカルトの答えしか返ってこないでしょ」
「それもそうだな。最近この手の依頼しか来なくてちょっと飽きてきてたんだ。許せ」
「なんにせよまずいぞ。原始的とはいえ、こんなに周到だとは。いっそ美しいな」
「周到? 儀式のことか」
「お? 分かってきたじゃないか相棒」
「うるさいな。で、一体なにがどう美しいんだ」
「オカルトオタクの血が騒いでしまって説明が終わるまでに2時間はかかるがいいか」
「いや、お前を疲れさせるわけにはいかない」
「俺は疲れ知らずだから安心しろ」
「やめろっつってんだ察しろ」
「残念だな」
「周到ということは、俺達が付け入る隙が無いということか」
「そうだな。なんなら俺達がこの部屋に来ることを相手が認知していてもおかしくない」
「……」
「どうした?」
「通りで気配を感じるわけだ」
「……何?」
(ここら辺でBGMの転調に合わせるも良し)
「あんた、確か将棋が好きだったよな」
「ああ」
「アナグマ(※)だ。はは、確かに見事だな。俺達の敵は1人じゃなかった」
「まさか今までの全員…」
「あの人が待ってる。
俺達の次の一手を」
〈あらすじ〉
最近、特殊な事件や依頼(いわば怪異系)ばかり押し付けられて嫌気がさしてる刑事は、ひょんなことから知り合ったオカルトオタクとタッグを組んで奔走する日々。
とある不気味な現象の数々を追いながら人々の証言を集めていくうちに、それらがすべて関連性を持っていることを知る。
どうやら何者かが裏で手を引いているということも。
「一体どうしてこんなにも真実に辿り着かないんだ? なんだか見えない壁を感じる。ガードが硬いというか……すぐ近くにいる気がするのに」
「なんだそれすげえ興奮するな」
「すんな」
刑事:
最初は怪異なんて信じてなかった。
今回の事件で次の獲物候補として何者かに見張られている。
(気配がするのはそのせいか?)
怪異よりもオタのが怖い時がたまにある。
オタ:
オカルトが好きすぎる人間。
かなりの知識人らしい。
多くは謎に包まれている。
(※)「穴熊囲い」
将棋の戦法のひとつ。
香車を一つ前へ動かしその下に玉(王将)を置き、さらに他の駒で囲うこと。
その様が熊が穴蔵に潜るように見えることからこの名がついた。
(Wikipedia参照)
タイミング参考にどうぞ
https://nana-music.com/sounds/03e5c778/
オタのみ、コラボどうぞ
https://nana-music.com/sounds/03e5c716/
素敵な音楽お借りしています!
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コメント
2件
- 一ノ瀬 莉夛コラボ先にてお借りしました!
- 哥人コラボにて台本お借りしました!ミステリアスな雰囲気と笑いの折り交ざった楽しい台本でした!(`・ω・´)ありがとうございます!