【1人声劇】懐古と愛情
演者()
【1人声劇】懐古と愛情
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「貴方と同じ夢を、私も…」
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拝啓、もうすぐ風鈴のなる季節ですね。
いかがお過ごしでしょう。
貴方がこちらの村に越してきて、随分と経ちました。
もうこの村には慣れましたか。
ずっと貴方に隠していたことを、今ここで明かします。
どうか最後まで読んで、ください、
私はずっと貴方のことが好きでした。
去年の夏祭り。一緒に行きましたね。
あの時私は、貴方に触れたくて仕方がありませんでした。
貴方の右手は温かそうで、冷たそうで…。
貴方は私のこと、どう思ってくれていますか?
好きですか?友達ですか…?
ただの、女友達…?
本当に、それだけ?
いえ、ごめんなさい。
忘れてくれて構いません。
私は貴方にこの気持ちをただ伝えて、別の場所に移ろうと思います。
最近、なんだか咳がひどくなってきたの。
それに、貴方に好きな人がいることは知っていたから。
困らせてごめんね。
でも、最後に貴方にこれだけは言いたかったの。
貴方だけは、死んでも忘れられない。
だって貴方は、私の愛するべき人だったから。
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少女の行く別の場所…
それは果たして森の中の病室か、天の上の床につくのか…。
愛を伝えて、消え去って行く少女を
愛を伝えられて、消えられる少年に
全てが届けば、それが良いのに。
解釈的解説は皆様にお任せいたします。
☆性別転換可能です。雰囲気を壊さなければアドリブ、アレンジ歓迎します。
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