アイナナ声劇【ひとり。】
読み手:苺架
アイナナ声劇【ひとり。】
- 16
- 0
- 0
僕は歌うことが好きだ。踊ることも。
だけど、それだけじゃ足りなかった。
IDOLiSH7としてデビューして、
7人で心をひとつに
今まで頑張ってきたつもりだった。
僕の父が社長のFSCとも
上手くやってきたつもりだった。
そう、すべて僕の思い違い。
みんなは僕のことを大切だなんて
思っていなかった。
FSCもIDOLiSH7への攻撃を再開した。
1人で期待して
1人でどん底に叩き落とされる。
もぅ、やだ……。
誰も信じられない。
誰 も 信 じ た く な い
一織くんだって
大和さんだって
三月さんだって
ナギくんだって
陸くんだって
相方である環くんだって、
信じられない。
でも一番信じられないのは自分だ。
本心を隠すようにしてきたが故に、
自分が思っていることが本当なのかも
分からなくなった。
だれか……たすけて……
僕はもう、限界です。
コメント
まだコメントがありません