【声劇台本】爆弾No.Watashi

【読み手】あなた【BGM・台本】魚河 江戸子

アト 0306600000…… ...................................................... 【台詞】 六畳間のアパートでしわくちゃのノートにしがみついた。 頼りないその感触は 確かに生きていた。 （紙が破れる） （何かを書く音から） 何もかも不安定すぎる。 だから私は、私を迫害した。 この街は時限爆弾の上に成り立っていた。 ゴミ箱行きの通勤電車は、ビルの墓石をなぎ倒して行く。 時間が腐らせた真実は、心の存在を肯定する。 これさえ無ければと悔やんだ日もあった。 優しく笑う誰かを求めていた。 そんな誰かがいるはずだと、愚かにもペンを握った。 「これでいいのか。」 「このままでいいのか。」 「これじゃあ駄目だ。」 「私は これからも、」 『このままではいたくない。』 時限爆弾にガソリンをぶちまけた。 昇る黒煙と炎は、まだここにはない。それでも、失いたくない。 爆弾 No.わたし。 目標、『 』の破壊。 ...................................................... 『』にはあなたの壊したいもの、好きな言葉を。 #江戸子乃日記 #声劇台本 6/1 こちらの台本で更新の一切を終わりにさせて頂きます。 今までありがとうございました。長く仲良くしてくださった方には迷惑などかけてしまいましたが優しい方ばかりでとても楽しかったです。 私は言葉との向き合い方に疑問を感じ始めていました。 台本を書く上で核になっていたのが『諦め』でした。言葉を綴る事を馬鹿にされたり、笑われたりして、それが怖くなって自分を隠して生きていましたが、nanaに出会い、いろんな方と出会いながら好きな言葉を書いて、それなりに向き合えていました。 今年の春。転校を経て、いろんな方と出会いました。 私は夢だった文芸部に入ることができました。転校前の学校では入学した途端廃部になっていた文芸部に。 素敵な先生に出会い、その方からお誘いを頂いてのことでした。 隠さずに生きれる環境にようやく辿り着けた気がします。 友達にも恵まれ、私は『詩』を、友達は『絵』を志して一緒に頑張っています。 なのでこれからは現実の中で言葉を綴っていこうと思います。 『バクダンナンバーワタシ』は尊敬する方の曲を聴きながら思うままに書き殴りました。影響されていないとは言い切れませんが綺麗なままの作られた言葉ではなく、泥臭い素直な言葉が書けたと思います。 こちら含め、投稿済の台本は残します。 今月中はいますので読んでくださった方のサウンドを何度も聴きに来ます。 その時にでもお話相手になってください。 素敵な時間をありがとうございました。 またいつか。 魚河 ......................................................