DISSOLVE

ノア「」×メアリー「そら」

dissolve: 映像編集において、徐々に暗くなる前の画面に次の画面が徐々に明るくなりながら重なって現れる場面転換の技法。 以前書いた星を食べる話の後の閑話です。 次はちゃんとノアとイザベルと出て来てちゃんと終わります。どうしてこんなことになったのか。 ▼参考にならない参考▼ https://nana-music.com/sounds/03c331ef/ タイミングなどの参考にどうぞ ◇メアリー ◆ノア ーーーーーーーーーーーー ◇「ねえねえ、貴方、このうちのお兄さんでしょう？私、隣に越してきたメアリー。名前を聞いても？」 ◆「やあ、僕はノア。呪われてるんだ。近づかない方がいい」 ◇「あら、変わり者なのね。でも面白い挨拶だわ」 ◆「本当の話だよ。小さい頃流れ星を食べたから呪われたんだ」 ◇「とてもユーモラスね！流れ星はどんな味がした？なんだか、金平糖みたいに甘そうね」 ◆「……そうだね、口の中でパチパチ弾けて、爽やかで、………それでいて甘い、罪の味だ」 ◇「ふうん…？あ、そういえば貴方のお庭、クチナシの花が咲いてるのね。甘い匂いが私の部屋まで香ってくるの。ねえ、一輪分けてくださらない？」 ◆「ごめんね、あの木だけは分けてあげられない。でもいつでも見に来て、優しくしてあげて」 ◇「優しく？」 ◆「そう、あの木は女の子なんだ。星の好きな、心の優しい子だよ」 ◇「ふふ、貴方ファンタジー好きなのね。私、貴方のこと気に入っちゃった」 ◆「君は少しあの梔子に似てるね。…メアリー、ここで僕が話したことは二人だけの秘密にしてくれるかい？」 ◇「ええ、もちろんよノア！……絶対に、………ノア？泣いているの？」 ーーーーーーーーーーーー ノア 18歳 星が好きだった少年。現在は………。 自らの身は呪われていると考え、一人で暮らしている。 メアリー 15歳 ハイスクールに通うため田舎から越して来た少女。花が好き。明るく天真爛漫で物怖じしない。 【お借りした音源】 DOVA-SYMDOROME様より 大切な気持ち written by OK-Sounds 様 効果音ラボ様 編集 そら #声劇台本 #掛け合い