【声劇台本】ユキとユウ
演者Aと演者B(GReeeeN)
【声劇台本】ユキとユウ
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①ユキ→純粋な声の方が好ましいです。前半幼く、後半少しだけ大人っぽくがいいと思います。
②ユウ→感情豊かにお願いします。年齢設定は問いません。
【1】
①――ねぇ、知ってた?
私(僕、俺)がこんなに君のこと好きだってこと。
②(明るく)ね、ユキ。――こっちにおいで!
①あの日、君に出会ってから私(僕、俺)の世界は色付いた。何ものにも変えられない、幸せってこんな色なんだ。
②(微笑みながら)もー、なにー?はいはい、わかってるよー。ちょっと待っててね?
①でもいつからだろう、君は私(僕、俺)と一緒にいてくれなくなった。
②(苛立ちながら)――うるさいなぁ、わかってるってば!
①それでも私(僕、俺)は君が好き。君なしでなんか生きてはいけない。だから――ね、お願いだよ。私のこと、思い出して?
② (嬉しそうに)やっと落ちついたよ、今度こそユキといっぱい一緒に過ごせるね。
①よかった、君が元気そうで。そしてまた私(僕、俺)のことを思い出してくれて。ずっとずっと待ってたんだよ!
(少し間を空けて)
①でもね――それは長くは続かなかった。
【2】
②(衝撃に声を震わせて)え――嘘、なんで…?
①私(僕、俺)は今でも君が好き。ただね、ちょっと体が動かなくなってきたんだ。おかしいな…こんなに君と一緒にいれて嬉しいのに。
②(泣き混じりで)――ユキ!ユキ!やだ、ダメ!
①なんだかわかってきたよ。私(僕、俺)はきっと君のことを大好きで君のことを守りたくて生まれてきたんだ。
②(懇願するように)――お願い、だから。お願いだから元気になってよ…!まだユキと一緒にいたいの…!ユキにしてあげたいことまだまだあるんだから…!
①君のお願いなら何でも叶えてあげたいけどそれだけはどうしても無理みたい。でもね、私(僕、俺)は十分幸せだったよ。
―――だって君に出会えたんだから。
②(認められず泣きながら)やだ、やだやだやだ!
①ありがとう、こんな私(僕、俺)と一緒にいてくれて。ずっとずっと大好きだよ。
―――なんでだろう、すっごく眠くなってきたんだ。
②(泣きながら)ユキ…!私(僕、俺)のユキ!大好きだよ、大好きだから…!
①――おやすみ、目が覚めたときまた君の犬になれますように。
今回の設定
ユキ→ユウが飼っている犬
ユウ→飼い主
物語軸は冒頭のユキは回想。あとは飼いだしてから旅立つまでになってます。
ですので、最初より少しずつ大人っぽくユキ役には演じ分けてほしいと思います。
ユウ役も年月で変化させても構いませんし大人設定でも構いません。ただ、感情の起伏がしっかりしている方がいいと思います。
多分90秒で収めるの難しいと思いますので2本に分けてがいいと思います。
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