【掛け合い】林檎売りの泡沫少女【セリフ】
少女:○○ × 少年:○○
【掛け合い】林檎売りの泡沫少女【セリフ】
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昔々あるところに、
人々が永遠の命をもつ世界がありました。
これは、そんな世界で、
生まれながらに死の呪いがかけられた
一人の少女のおはなし。
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◇少女
◆少年
◆呪われた赤い実。
◇食べると、『永遠』を失う。
◆『永遠』を失うことは即ち、
◇◆呪われるということ。
◇私は赤い実のお菓子屋さん。今日も街で自信作を売るの。
◆時計塔の見える市場は珍しく賑やかだ。
◇「赤い実のパイ、どうですか?自信作なんです。」
◆誰にも見向きもされなくても、健気にお菓子を売る少女。
◇「みんなと何も変わらないのに。美味しくできたのに…。」
◆気付いた時には惹かれていた。
◇突然、誰かに背中を押された気がした。
◆散らばるお菓子を拾い集める少女を見て、気付くと体が動いていた。
◆「これ、おいしいね。」
◇どろどろのパイを徐(おもむろ)に口に入れた彼は、一言、そう言って笑った。
◆呪いなんて関係なかった。
◇世界が突然、鮮やかに変わった。
◆きっと僕は、
◇私は、
◆◇彼女(彼)に呪われたんだ。
◇街の人々は、私たちを憐れんだらしい。
◆永遠に生きられない。なんて素敵な呪いだろう。
◇例え明日死んでも、
◆『今』が確かで大切になるから。
◇私たちは『永遠』の呪いから解き放たれた。
◆僕たちの方が狂ったみたいかな。
◇死んだ世界で
◆僕ら二人だけが
◇◆幸せだった。
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黒髪ストロングPの、
初音ミク『林檎売りの泡沫少女』で脚本書かせていただきました!
ら ら る ら、らっきー!!♪ヽ(´▽`)/
読んでもらえたら嬉しいです♪
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