今と昔の狭間には
葉月
今と昔の狭間には
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ふと、思いついてそのまま書きました。
途中、ふるさと納税という言葉が脳裏に浮かんだので入れてみました笑
あなたは田舎と都会のどちらを愛しますか?
もしよろしければ、それを考えながら読んでいただければと思います。(葉月さん記)
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縁側から見た景色は、今となっては灰の街。
野原に駆け出し、転んだアスファルト。
清らかに流れる用水路、泳ぐメダカの学校が。
今となっては、人間達のライフライン(生命線)。
懐かしむ景色など無く、ただあるのは悲しい景色。
風が草木の香りを運び、若さで部屋が満たされる。
今では地上十五階。
伝う思いが飛び交う世界。
薄白い煙をあげ、騒音を撒き散らすだけの鉄の塊。
想いやりもない世界。
人が人を差別し、蔑み、哀れむ世界。
平等など笑止千万、
長閑さすら掻き消えた。
そんな世界。
田舎なんてレッテルを付けて、
人の情すら箱に詰める……。
拝啓、都会様。
いつも変わらず、お元気ですか?
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