【声劇台本】この先、一方通行につき

読み手:REIRA 台本:Picco

「僕の……」 主人公の想いが綺麗に表現されていることに心を惹かれました……！！そして、力強いピアノの素敵なピアノの伴奏…。お借りできてとても嬉しいです！ ありがとうございました！！ 途中、雑音が入ってしまいました…すみません。 ーーーーーーーーーーーーーー 死期が近づいて初めて知ったのは、 この先の 自分の成り行きを思う恐怖よりも、 突きつけられて 勝(まさ)った思いがあったということ。 残してしまう人達から 遠のいていく距離に、 どうしようもなく込み上げる寂しさが そこにはあった。 これからは、どんなに君の目の前にいても 気づいてもらえなくなっちゃうのか。 君の話す言葉に 何度返しても、 君の耳には 届かなくなっちゃうのか。 離れてしまったが最後、 もう縮むことのない距離があったなんて 考えたこともなかった。 容赦なく降りかかる すぐそこの未来に 気づかないフリして 目を閉じる。 上手に閉じ込めたはずだったのにな それは、声にならずに 流れていってしまったんだ。 君の未来を見ていたような気がした 僕のなれなかった年齢になっていく君を。 できることなら、生きて守りたかった。 君は、人生の幸せな 瞬間 瞬間に、 僕のことを過(よ)ぎらせて 切ない顔をするんだね。 それだけは 避けたかったのになぁ。 もう 見えないんだね？ それでも 今日も 明日も、君に届けばいいと思う。 この先、どこまでも 一方通行になる 僕の・・・ #ホシアイ #レフティーモンスターP #Ü_piano #Picco #台本 #声劇台本 #一人声劇 #朗読