【声劇台本】喫茶、流星雨。

【読み手】あなたの名前【BGM・台本】魚河 江戸子

【あらすじ】 『雨が消えた。』 過去は異常気象だなんだと騒がれていたこの地球もそろそろ終わる運命にあるらしい。 太陽の膨張で水星は消え、人々は混乱の嵐に見舞われていた。 降らない雨と、隕石。 毎日のように岩石が降る。 地上に届かないその欠片は小さなチリとなって、燃えて光るその様はいつしか『雨』と呼ばれるようになった。 「雨が降る。」 そんな言葉と共に、人々の影は家の中に消えて。 星に紛れた喫茶店と、とある夜のお話。 続作 https://nana-music.com/sounds/03b76589/ シリーズプレイリスト https://nana-music.com/playlists/2201215/ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台詞】 ［01.27］ いらっしゃいませ。 こんな雨の日にお出かけなんて珍しいですね。 ……そうでしたか。お好きな席にどうぞ。 あの、珈琲、煎れましょうか。 今じゃこれしかないんですけど……。 （間） ［01.05］ ……最近はよく雨が降りますね。 この頃、移住する方が多いでしょう？ いい加減、別の星で店を開きたいのですが、なかなか離れられなくて……。 今考えれば地球はいい星でした。 あなたはどこへ？ ……なるほど、あの辺りの衛星は開発段階でしたっけ。 随分と遠い星まで行かれるのですね。 ああ、少々お待ちください。 （間） ［00.25］～［00.16］（効果音のみ） ［00.15］ どうぞ。 いつの間にか、星（あめ）止んだみたいですね。 良ければ……もう少しだけ、話し相手になって頂けますか？ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ SFっぽくなりました。 割とこういうのは初めてかもしれません。 読みはキッサ、リュウセイウです。 なんとなく世界観に影響しているのは伊坂幸太郎さんの『終末のフール』という作品です。 普段は文豪さんだったり古めの小説を読むのですがこちらの作品はなんだか癖になりました。とっても優しいお話です。 喫茶っていう割にはガスコンロだったりBGMにお洒落感がありませんが、地球が廃れている暗喩です。 ※人は生きていられるのか……現実味の無さに不安がありますけどそういったのは考慮せず書きたいように書きました（重要） ※お湯が沸くの早くね？と思った方、そっと心にしまって気づかなかったことにしましょう（もっと重要） 久々なもので文章がだいぶ下手です。 次はもっと頑張ります。 ご閲覧頂きありがとうございました。 次回の台本でお会いしましょう。 #江戸子乃日記 #声劇 #台本 #一人声劇