消失の恋歌
自作
消失の恋歌
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あなたに会えたこと それは魔法のよう
夢うつつの中でも そっと
励ましてくれていた
今日はもう戻らないと言って
それなのに 悲しくて涙流した
全てはひらりはらりと舞い散って
きっと私は残されたまま
裸の桜の木のように
寂しい姿になるだろう
どうしようもなくなって嫌になって
きっとあなたを残したまま
浮かぶ空の雲のように
孤独のままになるだろう
「さよなら」は きっといつか
終わる前に 出会う言葉
もう一度 あなたを抱きしめて
好きだって伝えたいんだ
たとえもし私が消えても
彗星の尾が 瞳に焼きつくように
あなたのこともう一度だけ
そっと包み込みたいんだ
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