【二人声劇】夏、蛍揺電車。
【ケイ】あなた×【アナウンス】あなた・【音楽】ホシゾラアオク
【二人声劇】夏、蛍揺電車。
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#台本 #声劇 #蛍揺電車_犬堂鳴 #掛け合い #bgm #ピアノ #声劇用
とりあえず雑音😓
ケイ(26、♂)
本名を八社川ケイ。会社員である彼にはどうしても忘れられない女性がいた。それは彼の高校時代に遡る。
アナウンス(年齢不明、♀)
蛍揺電車は過去の夕藍町へ向かう。思い出を修正するため、人生で一度だけ。
無機質な彼女はそのシステムの一部だ。
↓以下より台詞↓
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▲ケイ
▽アナウンス(effect)
▲電車が揺れる。
君に会うため、視界から消えないガードレールを車窓(しゃそう)から見つめていた。
[間]
蛍揺(ほたゆら)電車。
(01.17~)
▽『本日は蛍揺(ほたゆら)電車をご利用くださいまして誠に有難う御座います。
当電車は夏の奥、夕藍町(ゆうらんちょう)へ向かっております。』
▲夏休み前日。
君と二人だけの、誰もいない教室で。
白のチョークで入道雲をなぞり、青のチョークを空に重ねた。
(00.53~)
▽『蛍揺電車は記憶の旅。
揺れの心配は御座いません。』
▲空っぽのセーラー服。
君の消失(しょうしつ)が俺の欠落(けつらく)だった。
(00.41~)
▽『お手持ちの切符は、人生で一回のみ夏の日に帰ることが許される特別な切符です。
八社川(やさがわ)ケイさん。もう戻れませんよ?』
▲握りしめた片道切符がどんな過去を連れてくるかは分からない。
ただ。『君がいない』という思い出を修正するため、夕藍町(ゆうらんちょう)へ帰る。
(00.17~)
▽『1991年への到着をお知らせ致します。
お降りの際は足元にお気をつけください。
アナウンスを終了致します。良い旅を。』
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