永花-EIKA-

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#声劇　#時代劇　#恋愛　#感動 原作【出島橋】はこちら→https://nana-music.com/sounds/036105b6/ 志吉【もう幾年が過ぎただろう。 瞼を閉じれば浮かんでくる顔。 撫子のような面影はもうこの橋にはない。 …会いたい、会いたい！会いたい！！会いたい！！ そんな時だった】 ハツヱ「、、、志吉」 志吉（聞き間違えるはずもない、そのすべらかで凛とした声は。 声は。) ハツヱ「振り向いたらいけん！お願いやけん、、、そのまま、聞いて。志吉。」 「あれから、言うた通り踏み絵が回ってきた。そいけど、うち、、、キリシタンにあってはいけんことしてもうた、、、。だけん今此処におる。どうしても、、、どげんしてもね？志吉にもう一度会いたかった、、、」 志吉「ハツヱ、、、、、、」 ハツヱ「ばってん、罪ば犯す代わりに、せめてもの償いと思うて、自分の顔に傷付けたと。何べんも、何べんも。やけん、もう顔ば見せられん。許して」 志吉「許さん、」 ハツヱ「え」 志吉「許さん、見らんけん抱き締めさせてくれ！(※目を瞑って振り返る)」 ハツヱ「志吉、、、こがん、傷だらけの、、、こげん、罪人でもよかと、、、？！」 志吉「罪は二人で背負えばよか。ハツヱが良いってゆうてくれるまで、俺はこうして目ば瞑ってるけん。一緒になろう。」 ハツヱ「志吉、、、！(胸に飛び込む)」 (泣き笑い)