【朗読台本】待ち人【演技力】
朗読者:2o2o
【朗読台本】待ち人【演技力】
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薬を飲む度、出来損ないを再確認しているようで、おやすみと呟けば、虚しさが募った。
真っ暗な廊下が人生に見えて、登っても、前へ進んでも、何も見えない。
一筋の光が指した方へ行っても、薄暗く、自分の横たわる場所が用意してあって、そこへ寝そべれば、ついに明かりはなくなった。
ふわふわと、浮いているような気になって、溶けているのかと錯覚した後、気づけば周りは明るくてなっていて、ああ、また来てしまったのだなあ、と。
もう、休みたいのに。
あの人は、いつくるのか。
素敵な台本お借りしました
BGMも最高です。
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