【台本】マリオネットの忠誠【一人声劇】
演者【ヨナ】 ★ピアノ【シュリ】
【台本】マリオネットの忠誠【一人声劇】
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【マリオネットの忠誠】
マリオネットさんを演じてみました。
私の独自解釈を多分に含んでいます、ごめんなさい。
夢中になれる台本に巡り会えた事に感謝です!
こう言う演技って大好きなんですけど私に圧倒的に滑舌が足りない...それにまだまだ狂気を演じ切れてないのが悔しいですが、私の今の限界ですね。これからもっと頑張ります。
ご視聴ありがとうございました。
ええ、分かっていますよ
主(あるじ)は僕を利用しているだけだ
撫でる(なでる)ように爪を立て
キスをするように毒を吐く
彼女の残酷な優しさは、僕が一番よく知っています
君には、分かりますか?
僕は知っています
潤う(うるおう)ことの無い渇き(かわき)
それが、孤独な人間の全てです
存在を認められず、呼吸すら虚しい(むなしい)と感じる
主は、そんな僕に
存在する意味を与えてくれた、唯一の人です
だから
今、ここで死ねと言われたら
喜んで首を掻き(かき)切ります
そこに僕の価値があるというのなら
全う(まっとう)できることに、感謝するだけです
この糸は
僕と主を繋ぐ(つなぐ)、美しい信頼の糸だ
考えてみてください
君は何の為に、ここに居るんですか?
その意味を与えてくれた人は誰ですか?
思い浮かぶ顔があったなら
もう二度と
この関係に口出ししないでください
君だって、結局は誰かの操り人形だ
僕を笑うことが許されるのは
本当の意味で、自分の人生を歩んでいる人間だけなんです
*注意 独自解釈的設定。
*彼が本来望んでいたのは、本当の意味での信頼関係でした。
しかし、マリオネットである彼に与えられるのはモノに 与えられるような情愛だけ。
次第に彼の心は壊れ、だが与えられる歪な愛に溺れていく。なぜなら彼にはそうする事しか出来なかったから。
マリオネットとしての自分を享受し、
マリオネットとして愛される喜びに取り憑かれた男のお話。
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