【台本】聖夜なんて幻想だ。
コラボ者様のお名前
【台本】聖夜なんて幻想だ。
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●: ルー 男
○:レイ 女
設定:お嬢様であるレイは足の先から化石化してしまう病に冒されている。ルーはレイのたった一人の親友であり恋人であり、家族のような存在。この病気はちょうど14の誕生日を迎える時に覚醒するのでレイもルーも寿命が尽きることを知っている。
小説風台本です、語りの部分は全部ルーです。上と下は分かれてます。1分30秒にはまとめられなかったので…
基本朗読ばかりだったのではじめての掛け合いな気がします。文才力は見事なまでに無いですがよかったら読んでくださるとありがたいです
(アレンジ、アドリブ大歓迎)
7作目
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【上】
●「もうクリスマスか」
○「私はもうサンタさんにお願い事をしたわ」
●「サンタにはなんてお願いした?」
○「ふふ、教えてあげなーい」
●「いいもんね。サンタさんに直接聞くから」
○「あ!ずるいわ!」
○「雪降ると良いな…前は降らなかったもの」
●「ホワイトクリスマスなんてロマンチックなのが好きなんだね」
○「そりゃそうよ!雪が降ったら王子様が迎えに来てくれるもの」
●「こんな風に?」
○「ちがうわっもっとにこーって!爽やかイケメンな感じで!」
●「ええ?難しいよwww」
○「ルーはまだまだ紳士じゃないわねっ」
●「なっ失礼な!」
○「でもそんなルーが好きよ」
●「ゔ…突然のデレは心臓に悪い」
○「言える時に言いたいもの」
●「…一人にはさせないさ」
○「あら、万年お寝坊さんにできるのかしら?」
●「できるよ。」
○「…信じるわ。私を少しでも待たせたら許さないんだから」
●「お手柔らかに頼むよ」
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【下】
●だいぶ話し込んでだんだんレイの話す速度が落ちて来た。
○「ねえ。サンタさん…私の無理なお願い聞いてくれる…かしら」
●「…」
○「明日、目が覚めなかったら…」
●「王子様が目覚めさせに来てくれるよ」
○「雪、降るかしら…」
●「降らなくても僕が降らしてみせるよ」
○「…ルー?」
●「レイ?」
●レイがキョロキョロと何かを探し始める。
●「レイ、僕はここだよ」
●そっと頬を両手で包んでから僕の方向にゆっくりと向けた。
○「ルー。迎えに…来て」
●「迎えに行くよ。先に待ってて」
○「まだ寝たくないわ…」
●「怖くないから」
○「寝たく…ない…ルー…」
●彼女は不安げにそのまま僕を見つめながらゆっくり瞳を閉じていった。
透明な青い石に変わっていく君。まだ石化していない手を握った。
●「メリークリスマス」
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コメント
4件
- せんべいお借りしました!!
- 瀬名 sena
- 怠け者台本師eraser【使用時一言ください】悔しいくらい良い台本ですね!
- ruiお借りしました!!(*⁰▿⁰*)