とけたアイスクリーム
朗読/○○ 詩/きら BGM/ペリカンさん
とけたアイスクリーム
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どっぷり暗い詩を書きました。是非声に出して読んでください。和やかなギターの音色とのギャップもいいかな、と。
#台詞 #詩 #台本作成 #読んでください #お気軽に
アドリブ、切り取りOKです。
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生ぬるい日が射す屋上で
まだ幼い男女二人が寝転んでいた
かたわらには、食べかけのアイスクリーム
もうドロドロに溶けて
かげも形もないアイスクリーム。
君が
ドロドロに溶けたアイスが好きなのって言うもんだから。
少年は言った。「お腹一杯だね」
少女は静かにうなづいた
このまま
飛んでしまえたら。
どんなに楽だろう?
そしたら
こんなアイスクリームみたいになるのかな
少女はうつろな瞳で呟く
「ママがアイスクリームは駄目って言うの、
お前の分はないって言うわ。
私も食べたいって言えないの」
このまま
飛んでしまえたら。
どんなに楽だろう?
そしたら
こんなアイスクリームみたいになるのかな
でもママ、今すぐ私を抱きしめにきて
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