『愛されたかっただけなのに』 声劇台本
antai
『愛されたかっただけなのに』 声劇台本
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#声劇台本 #感動 #心做し
"この手紙を読んでいる君へ"
この手紙が読まれている頃には僕はもうこの世にいないだろう。
少し…僕の話をしようかな。
僕は学校にあまり馴染めてなかった。文字通り友達なんていなかった。もし僕に『友達』がいたらっていう想像、何回しただろうなぁ…。
………君には家族がいるかい?いるのは当然か。僕もいたよ。家族は。でも、母さんも父さんも僕なんて『イラナカッタ』みたい……。そりゃあ悲しかったよ、寂しかった。
でも…いつか、『愛される』って信じてた。ずっと。
"お前なんて誰が愛す"
僕の心を突き刺した。重く、尖った、鋭い言葉。
信じてる奥でなんとなく気づいてた。
僕を愛す人なんて誰もいないなんて事。
それでも………あぁ…僕は欲張りかな?
強欲(ごうよく)?それでもいい、
誰でもいいんだ…少しだけ……ほんのちょっと…………
心の底から、『愛してほしかった』
少し彼の気持ちに寄り添える部分がありました。
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