【声劇台本】恋文【1人声劇】
読み手[○○] 【ピアノ:おぶぶ・台本:海澄】
【声劇台本】恋文【1人声劇】
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おぶぶさんのオリジナルピアノソロ曲、「恋文」からインスピレーションを得て、書かせていただいた台本になります。
納まりきらないので削りに削りましたが、補足として背景や心情を書き足しましたので、充分に読み込んでから読んで頂けたら嬉しいです。
（当時の言葉遣い詳しくないので、思いきって現代の言葉遣いで書きました。時代感薄くてごめんなさい💦）
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⚠️今回の台本は、テーマがテーマだけに、一切の改変をNGとさせていただきます。セリフ内のちょっとした語尾の変化は大丈夫です。
女性としてしか読めない台本になってしまい、ごめんなさい。
⚠️回想シーン③内の、心の叫びと、言い聞かせる声は重ねる。
⚠️タイミングなど、海澄本人が読んだものがあるので、参考にどうぞ。
https://nana-music.com/sounds/02dc9077/
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《回想シーン①》―――――――――――――――
白い砂浜を駆けていく。波打ち際に辿り着き、足を海水に浸してはしゃぐ。
【回想①内セリフ】
『うふふ、ねぇ、早くこっちおいでよ！海、ひんやりして気持ちいいよ！』
―――――――――――――――《回想シーン①終》
【ナレーション】
『何も知らなかった、あの頃の私たちは、とても幸せだった。ずっと、こんな暖かな日が続くと思っていた』
《回想シーン②》―――――――――――――――
まだ結婚してそんなに経たないある日、夫は戦地に赴かなくてはならなくなった。発つ夫を見送る。「おかえりなさい」を言える時が来るかも分からない、「いってらっしゃい」という言葉の重みは、なかなかその唇を開かせなかった。
【回想②内セリフ】
『いってらっしゃい……』
【回想②内ナレーション】
『幸せの象徴のように思っていたこの言葉を、こんなにも歯を食いしばって言う日が来るなんて』
―――――――――――――――《回想シーン②終》
《回想シーン③》―――――――――――――――
「いってきます」と微笑み、歩き出した夫の背中を見つめながら、自分の中で激しく感情がぶつかり合う。
【回想シーン③内＊心の叫び】
『嫌だ、行かないで、怖い、やめて、どうして、何で、怖い、行かないで！』
【回想シーン③内＊自身に言い聞かせる声】
『お国のため、お国のため、お国のためだから、お国のため……』
【回想シーン③内ナレーション】
『どうにもならないこの思いを、私はお国の為という理由をつけて、無理矢理奥底に押し込めた』
―――――――――――――――《回想シーン③終》
何ヵ月経ったのだろうか。お国のために戦地に赴いたあなたの事を、誇りに思わなくてはならない。でも、本当は戦争なんてどうでもいい。あなたが無事に帰ってきてくれたら……、それだけが私の願い。そんな気持ちを押し殺して、平然を装いながら日々を過ごしていくのにも、慣れてきた。自分の方が大変なところに居るのに、あなたの手紙は家族や私を気遣い、思いやる言葉で溢れている。そんなあなたの事が、今までよりももっと、さらに愛しく思う。
【ナレーション】
『たまに届く、あなたからの文だけが、心の寄る辺です。無事に帰ってきてくれることを祈りながら、今日も私は、愛していますと、恋文をしたためるのです。』
コメント
4件
- 海澄佑華報告ありがとうごぞいます🎵 チャレンジしてくれてありがとうございました😆✨
- 海澄佑華
- 海澄佑華フォロバありがとうございます✨ 仲良くしてやってください😉
おぶぶ🦫ホント…声劇できる方を尊敬します…台本、読み手…凄すぎます
