朗読「色づく世界」
イチロク
朗読「色づく世界」
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「集中していて気付かなかった。」
雨が降っている。
屋根から、いくつもの水滴が何かに当たり弾ける音がする。
鈍っている腰を持ち上げ、ガラス戸を開けた。
いつの間に降っていたのか、
軒下は雨水によって水溜まりができていた。
雨足はすでに弱くなっており、
もう小降り程度というところだろうか。
ふと空を見やれば遠く遠く、
どこまでも続いているかのような灰色の雲に切れ間が走る。
その切れ間から少しずつ光が差し込んできた。
先程まで頭を垂れていたものが顔を上げるように、
眼前の世界に光が戻ってくる。
徐々に元の色を取り戻していく植物達、
キラキラと光を反射させる水面、
降り止んだ雨の残り香。
「ああ、なんとこの世界の美しいことか。」
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素敵な詩だぁ、、。
僕は、雨好きです。
傘をさして歩くのも、
部屋の中から見るのも。
滑舌怪しいところがあるのは、
スルーでお願いします_( _´ω`)_
過去に読んだもの
https://nana-music.com/playlists/1045618/
コメント
1件
- 通り雨♡ 〜❤︎🍬🍭☔️〜いい声(*´꒳`*)